相続の現実

弁護士、税理士に頼んでおけば本当に大丈夫?2014.10.03

相続が発生したり、相続の対策、そういった言葉をお聞きになった際、まずは、税理士さんや弁護士、司法書士さんに依頼するもの、そう思う方も多いでしょう。
確かに、相続は専門分野であって、その士業でしか携わってはならない業務も多々あります。
手続き上、どうしても必要なことは言うまでもありません。

 

相続税の申告なら税理士さん、不動産の名義変更なら司法書士さん、ちょっとした争いごとになれば弁護士さん…

 

しかし、よくあるのは、彼らはどうしても自分の専門分野のみに偏ってしまうケースが見受けられます。
守備範囲はしっかりこなしてくれるものの、それ以外のことはノータッチ、そういったこともよく聞かれます。

 

以前、とある弁護士が主催した相続対策セミナーに参加した時の話になりますが、参加者が、本当に簡単な税的なことについて質問(私たちでも十分お応えできる一般的なことです)をした際に、“それは税理さんに聞いてください”といった信じられない回答をされていました。

 

「私の仕事の範囲外は関係ないので答えません」といったところでしょうか…非常に残念でした。
確かにこのような弁護士さんや士業の方々ばかりではありませんが、ある意味、自分の専門分野を追求するという、士業の方々のスタンスを物語っているのではないでしょうか。

 

ですから、相続という問題には、税務面から、法的な面、不動産、感情的な面、様々な分野が入り組んでくるからこそ、トータル的なサポートをしてくれるアドバイザーが必要なのです。

 

専門分野に強い人を見つけることも大事ですが、依頼者(相続人)の目線に立って、経済面から感情面も含め、しっかりと“相続”をサポートしてくれるアドバイザーを見つけること、これこそが、家族円満の相続の近道ではないでしょうか。

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