7月1日、国税庁より今年の路線価が発表されました。
全国平均は前年より0.4%下がったものの、下げ幅は0.3ポイント縮小しました。
上昇は10都府県あり、景気回復に伴う不動産市場の活況が反映されたものと思われます。
また、今年1月の相続税改正(増税)前に、節税対策による不動産投資が増えたことも特に都市部の上昇を後押ししたものとみられます。
都道府県庁がある都市の最高路線価も、上昇が前年の18から21に増えました。
上げ幅トップはやはり東京の14.2%で、名古屋、広島、大阪も10%超。
北陸新幹線の開業によって、金沢も9.3%上昇しました。
最高額は今年も、東京都中央区銀座5丁目の「鳩居堂」前で、1㎡あたり2696万円(約8897万円/坪)2696万円で、30年連続となりました。
路線価とは?
一般的に「相続税路線価」のことを指します。
相続税路線価は、相続税・贈与税の算定基準となる土地の評価額で、相続税法に基づいて調査され、国税庁が価格を決定します。
※下記、国税庁のページより 財産評価基準書(路線価図)が閲覧できます。
http://www.rosenka.nta.go.jp/main_h27/index.htm
タワーマンションを使った節税対策に厳しいチェックも2015.11.03
「遺言控除」が新設される?!2015.09.18
平成27年分の路線価が発表されました【7月1日】2015.07.01
相続税対策としての“賃貸住宅経営”2015.04.14
“胎児の相続権”について知ろう2015.03.20
相続税、代償金の資金確保が困難なとき…2015.02.19